仮想通貨 Ripple(リップル)
仮想通貨Ripple(リップル)とは!
仮想通貨というとビットコインが圧倒的に有名ですが、現在仮想通貨は、なんと2000種類以上あります。
全てご紹介はできませんので、今回はビットコイン以外の仮想通貨、Ripple(リップル)について、説明します。
また前記事「仮想通貨ビットコインとは」はコチラから!!
Ripple(リップル)とは?
最近、ツイッターでも話題になっているRipple(リップル)。
あのGoogleが出資を行ったことでも非常に話題になりました。
リップルは銀行間での送金を行うために開発された通貨です。
あとでも説明しますが、送金にかかる時間が4秒程度と非常に高速な送金が可能です。
海外にお金を送る場合も、単にお金を送るより、お金をリップルにかえて、高速に送金を行ったあと、リップルをまた、お金にも戻すということをすれば、高速にかつ格安で送金ができてしまうというわけです。
すでに100行以上の銀行がRippleネットワークに加盟し、国際送金分野で実用化が近い、仮想通貨Ripple(リップル)についてまとめてみました。
リップル(Ripple)とは、Ripple Inc.によって開発された送金・決済システム(RTXP)の名称で、リップル内の基軸通貨として使われる仮想通貨)「通貨単位はXRP」も同じ名称を持ちます。
そのため、リップルはRipple Inc.が運営する金融システム全体をさす場合も、システム内で使われる通貨XRP(読み方がリップル)をさす場合もあり、混同して使われることがよくあります。
つまり、「リップル」は、システムの名称でもあり、通貨の名称でもあるということです。
リップル(XRP)って何なのでしょうか。
簡単に表にまとめてみました。
リップルってなに?
Ripple(リップル)とは、定義はいろいろありますが、Ripple(リップル)とは、即金性のある送金システムのことです。
銀行の送金システムがあると思いますが、それを格段に効率的に、利便性よく使えるシステムのことです。
Ripple(リップル)の特徴とは!
・国際送金に特化した仮想通貨
Ripple(リップル)の最大の特徴は、国際送金に特化しているという点です。
インターネットが生まれて、情報の流通が大きく変わったように、Ripple Netワークを通じて、資金の移動もスムーズにする世界を目指しています。
・ビットコインとは異なる仕組み
Rippleが採用している分散型台帳では、ビットコイン・ブロックチェーンのような計算による承認を行うのではなく、信頼できる一部の承認者による投票で承認が行われています。
この承認の仕組みはProof Workではなく、Proof of Consensusと呼ばれています。
ビットコインの設計では利用する人口と、取引が増えれば増えるほど、ネットワークが重たくなってしまい取引に時間がかかってしまいます。
ビットコインとは違い、特定の承認者によってネットワークが管理されることで、即効性のある決済システムが成り立ちます。
承認者はRipple社によって管理されているので、中央集権的な発想に近いかもしれませんが、究極的には全世界の銀行が、このネットワークを使えば、共通資産となりえます。
・特定の管理者が存在する
Rippleが中央集権か非中央集権かどうかは、承認者の選び方をみなさんがどう判断するかによると思いますが、現在のところ、承認者のリスト、ユニークノードリスト(UNL)は、Rippleが管理しており、取引の承認者は全てRipple社によって決められています。
ですから、もしハッキングがあったとしても、管理者が存在するから混乱が早く収束するというメリットも出てきます。
・価値が安定している
Rippleはビットコインをはじめとする仮想通貨とは仕組み自体が大きく異なっているので、相場の波の影響を受けにくい通貨です。
発行上限が1000憶XRPと決まっており、Ripple社が646憶XRP所有することで価値をコントロールしやすいのです。
また、Ripple社が所有する646億XRPのうち、2017年12月に550億XRPのエクスローによるロックアップがされました。
ロックアップとは、「その銘柄の大株主」が自身の持つ株式を一定期間市場で売却しないことを意味します。
ロックアップは、基本的に、大株主などが大量に持ち株を売ることによる市場の錯乱を防ぐことが目的です。
・エクスローとは?
エクスローは不動産取引の決済保全制度としてアメリカで発祥しました。
エクスロー会社はエクスロー法に基づき設立され、他人の財産を預かり、管理する信頼できる第三者です。
550億XRPを第三者に預けることで、Ripple社が勝手な判断で市場を放出し、XRPの価値が暴落することがなくなります。
Ripple社が550億XRPをエクスローすることで、銀行や投資家が安心してXRPを購入することができるのです。
・決済時間が早い
ビットコインとは違い、決済にかかる時間が圧倒的に早いです。
一取引あたり、10分ほど有するビットコインに対し、平均4秒ほどで決済
完了できます。
では次に、Ripple Netの仕組み、サービスについてご紹介します。
Ripple Netの仕組み
リップル者がl o Vを実現すべく、RTXPを駆使して提供するサービス名をRipple Netと呼びます。
Ripple Netには大きく分けて3つのサービスが存在します。
・xCuurent・・・銀行と銀行の間の即時グロス決済サービス(銀行向け)
・xRapid ・・・RTXPに通貨を取り入れ流動性を高めるサービス(送金会社・通貨発行業者向け)
・xVia ・・・Ripple Netに登録していない人々がシームレスに送金できるサービス(個人・企業向け)
この3つのうち、現在機能しているのはxCuurentのみであり、残りの2つは開発段階にあります。
・xCuurent
xCuurentは、Ripple Netの根幹ともいえる部位で、銀行間の送金を安く、早く行うためのサービスです。
リップルのLIPのシステムにメッセンジャー機能を併せ持ったサービスです。
このサービス中ではXRPは登場しません。
このサービスで、銀行による国際送金の即時決済を可能にした送金のプロセスが可視化できるようになります。
・xRapid
どんな優れた通貨を発行しても、それが利用されなければ通貨としての価値はありません。
xRapidは特定の通貨をXRPと交換可能にすることによって、その通貨の流動性を高めるサービスです。
現在は開発途中であり導入されていませんが、発展途上国における国際送金に役立つことが期待されています。
・xVia
xViaはRipple NetのAPIを利用することによってRipple Netに登録していない人でもRipple Netを利用できるサービスです。
いまだに開発中であり、多くは明らかになっていませんが、個人や企業に直結する、もっとも身近なサービスであると思われます。
では、リップルのメリット、デメリットについて簡単に説明させていただきます。
リップルのメリット
2017年5月に、あの世界的な大企業Googleがリップルに出資を行うことを発表しました。
実際にリップルのホームページを見てみると、たしかにGoogleの未次があるようです。
オンライン決済など幅広いサービスを提供するGoogleが、新たなオンライン取引システム携帯の構築を目指すリップルの将来性に期待していると考えることができます。
安定して出資を受けることで、リップル者の計画や事業の安定性、拡大に大きな信頼度を与えることができるでしょう。
リップルのデメリット
リップルのデメリットは、よく「リップル社は中央集権的である」と言われるところ以外は、XRPの保有量が多い、サーバーの運営をリップル社が行っている、Validatorの選定をするのもリップル社であることにあります。
XRPの保有量が多いということは、リップル社がXRPの大半を所有しており、それをもとにリップル社が市場を操作してしまう可能性があるからです。
リップルのXRP LedgerやILPのシステムはすべてリップルが運営するサーバーの上で行われています。
もしくはリップル社が倒産するなどしてサーバーが正常に機能しなくなった場合にはRTXPのシステムが破綻しXRPの利用価値がなくなってしまう可能性があります。
リップルはトラザクションの初任はすべてリップル社が選定したValidatorが行います。
また、現在Validatorの多くはリップル社が務めており、不正などトラザクションが行われる可能性もあります。
以上がリップルのデメリットです。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、Ripple(リップル)、リップルとは何か、リップルの特徴や仕組み、サービス、メリット、デメリットなど、簡単にご紹介、説明させていただきました。
これから新しい送金・決済サービスとして普及していく可能性が大いにあるリップル。
リップルによって、世界がもっと便利になるのではないか、そんな未来を想像したらわくわくしますね。
この記事を読んで、少しでもリップルのことを理解していただければ嬉しく思います。
参考にしてみてください。